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五つの塔の物語

Dark Kingdom3のBLOG。

   

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戦闘

ディアスを出てすでに二月(ふたつき)になる。
どうやらこの世界の暦は私の体感では一月(ひとつき)にもなっていないようだが、
それでも世界は涼しくなってくる。
北のバルバシアはこれから寒くなるのだろうな。

そう思いながら、私は夕日の綺麗な平原にいた。

目的地は海の向こう。
はるかな地に5つの塔があるという・・・・
かすかに見える塔。
あれがきっと最初の目的地なんだろう・・・

などと遠めに見ながら私は腕を振った。
相手がひるんだその隙に、そのまま体を回転させて連撃に入る。

1Hit
ウルフに 25 のダメージ!
2Hit ダメージUP
ウルフに 27 のダメージ!
ウルフ は右手を骨折した!
3Hit ダメージUP
ウルフに 31 のダメージ!
4Hit ダメージUP
ウルフに 38 のダメージ!
5Hit ダメージMax!
ウルフに 53 のダメージ!
 
ウルフに 107 のダメージ!
 

連撃をすべて受けながらも・・・腕を押さえながら狼の獣人が飛び退る。
まだ倒れないか・・・・しぶとい。

 

アイオナ の攻撃!
ウルフに 104 のダメージ!

 

ウルフが倒れた!

 

1Hit
ウルフに 31 のダメージ!
2Hit ダメージUP
ウルフに 34 のダメージ!
3Hit ダメージUP
ウルフに 39 のダメージ!
4Hit ダメージUP
ウルフに 47 のダメージ!
 

「ふぅ」

左腕で殴りつけ、倒れたところで右から連撃。
ようやく倒れてくれた。
戦闘には少し慣れてきたが、なかなか、思うようにダメージを与えられないものだ。

この平原に来てすでに3戦。
少しずつ自分が強くなるのがわかる。
そしてそのたびに落ちている不思議な光を放つ石。
お金になりそうだなと思って取ってある。

 

この戦闘の直前に平原全体に光が走り、平原の中心に何かが建てられていた。
私には関係ないと思いつつ、気にならなくもない。

とりあえず、夜になる前に私はパオに戻ることにした。


パオとは私が呼んでいるだけで本当の名前は知らない。
草原に組み立てられた簡易の幌つき小屋。
集落のようにそれが幾つも建てられた場所が平原のあちこちにある。
ディアスからやってきた多くの戦士のためにジェンドリック王が用意したベースキャンプ
私もここに来てからお世話になっている。
どうやらクランと呼ばれる単位で自前のパオを用意している集団もあるようだ。

いつものパオが見えてきた。
ほっとして気を抜いたのが悪かったのだろう。
いきなり受けた攻撃を右手ではじき返す。

「何?」

オーク?いや、ただのオークではない。
これが先月多くの死傷者を出したというオークスカウトか!!

オークスカウト の攻撃!
1stクリティカル!
アイオナは 11 のダメージを受けた!
2nd!
アイオナは 12 のダメージを受けた!
3rd!
アイオナは 14 のダメージを受けた!
4th!
アイオナ は攻撃を弾き返した!
オークスカウト はひるんでいる!


 

「痛っ!」

左手をかばって距離を取る。
連撃を受けた時に少しひねったのが運のつき。
左腕が変な方向を向いている。
そんな私の様子を見てさらに繰り出してきた一撃を避け損ねた。

1stクリティカル!
シールドガード!
アイオナは 2 のダメージを受けた!
2nd!
アイオナは 9 のダメージを受けた!
3rd!
クリーンヒット!
アイオナは 12 のダメージを受けた!
4th!
アイオナは 13 のダメージを受けた!
アイオナ は左手を骨折した!
ファイナル!
アイオナは 18 のダメージを受けた!
 

「今度はこちらから行く!」

だが、左手の痛みが響いて思うように相手にダメージを与えられない。
今までにないほどの苦戦。
そんな私の隙を見抜いたかのようにオークスカウトが笑う。

大きく振りかぶってこちらに得物を叩きつけてくる。

これは避けなければ。

そんな思いが力みになったのだろう。

必殺技を使った!
1stクリティカル!
アイオナは 32 のダメージを受けた!
2nd!
アイオナは 35 のダメージを受けた!
アイオナ は足を骨折した!
 
 
足を持っていかれた。
これが多くの犠牲を出したというオークスカウトか・・・・
だが・・・私も引くわけにはいかない。
盾を持ち直す。
右腕はまだ生きている。
このままやられたりはしない。
こんな相手に治癒の魔法まで使ってたまるものですか!!
右腕の攻撃ははじき返される。
一瞬ひるんだが、そのまま左の攻撃を叩きこむ。
オークスカウト は攻撃を弾き返した!
アイオナ はひるんでいる!
 
オークスカウトに 114 のダメージ!
 
オークスカウトが倒れた!
 
ようやく倒れたオークスカウトにおやすみと声をかけ私はパオに戻る。

今日はひどく疲れた。
戦いなれたつもりでいたから、慢心したのかもしれない。

たくさんあったパオも少し畳まれてきた。
何人かの戦士が先へ進んだようだ。

「私はどうしようかな?」

呟きながら自分に割り当てられたパオに入る。
このパオもたくさんの人がいたのに、今は私だけだ。
とにかく休もう。
休んでから考えよう。

おやすみなさい・・・・・

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